佐渡トライアスロンから帰ってきました。
無事完走することが感無量でした。
「あのゴールに戻りたい」という気持ちが現実となりました。
さまざまな感動 苦しさ 葛藤とか・・・
13時間に渡るレースは、私にとって、かけがえのない貴重な自分自身の財産となり
想い出となりました。
大事に 最初の感動を心の中に閉まっておきたいと思います。===以下 レポート====
■レース当日の朝……”大雨”と”稲妻が走る空”…そんな中あっという間に本番がやってくる。
2時50分に起床。3時に朝食。
朝食を食べに行くと、宿の方が紅白まんじゅうを準備してくれていた。
それには手を付けずに、きちんと食事をとる。とらなければならない。
外は稲妻が光る中、こんな天気でスイムはあるのだろうか…という複雑な気持ち。
たにっちょさんが
『朝食後からが スタートまで過ぎていく時間があっという間なんだよー』なんて言ったけど・・・・
ホントに怒涛のように時間は過ぎていった。
■4時30分、会場へ出発…大きな荷物をかかえ、トランジションエリアへ。
自分のトランジションエリアに1つ1つ荷物を確認しながら置いていく。

5時ごろには雨もやむ。
「これからさき、一時豪雨になる可能性がある」という放送がながれ、なんとも複雑な気分。
準備した用品の上に 雨が入らないようビニールをかぶせておく。
それから腕にはナンバリング。右足首には計測器をつける。
きっちりトイレも済ませる。
…そんなことやっている間に『入水チェックまで五分前です。』なんて放送が何度か流れる。、
「げーまだウェットもきてないよあたしゃー」って感じ。
そそくさと、ワセリンやらウェットやらを着て、入水チェックへむかう。
入水チェックにむかう途中で裏さん&山さんとすれ違う。
握手して「がんばってね!」って言われて 勇気が沸く。
■とうとうレーススタート。驚いた!人数が多い。当然いつもの遠泳のようなわけにいかないわけで、全員が一斉スタート。
600人近くはいるだろうからすごい。
バトルには巻き込まれたくなかったので、後方あたりからスタート。
水泳で、1、2分争って体力使いたくないや。って ただそれだけ。
スタート、5分前、4分前、・・・そして・・・
「プォーーォン」 って、スタート音!
随分 水深が浅かったので みんなでざぶざぶ途中まで歩くかんじだった。
お互いがんばろうね!って言って、まっちゃんと一緒にスタートする。
ひとまず3800m泳ぐ(一周する)のだが、先のブイが遠すぎて見えなかった。
しかし、 非常に泳ぎやすかった。
人についていけば 進んでいく。小さなブイが横にあったので 十分目印になった。
水泳練習は0に等しかったけど、スイムは楽だった。バトルにも巻き込まれなかった。
今まで出た遠泳のほうがきつかったので 楽に感じたのだと思う。
(スイム結果:1時間19分46秒)■バイクパート 190kmの旅へスイムは楽にあがり、そのままバイクへ。ここからが本番だ!。
結局、補給食のパワーバーはヒトかじりして終わり。それっきりだった^^;
靴下を履き、さくっとスタートする。
ここでトマコさんのアドバイスを思い出し 「
食べられるうちに食べておく!!」ってことだ。
乗りながら最初に食べたのが
「朝食で出してくれた紅白饅頭だ!!!」んーーー!!これが のどに詰まる詰まる。^^;もち柔らかすぎて
窒息しそうだ。爆!
でも ハンガーノックだけには絶対なってはまずい。失速したらアウトだ。
無理やり食べる。飲み込む。流し込む。
結局バイクパートは ほとんどが雨。

普通に走っていたら、まっちゃんに追いつく。
「まっちゃん、何のんびり走ってるのー?」なんて言ったら 火がついたのか?
そそくさと先に行ってしまった。 サヨウナラー・・・・
結局は、トップテンやらパワージェル・コーラなど 定期的に補給。
おなかは満たされ空腹になることは無かった。
起伏のとんだコースは楽しかった。
普段の練習コースのほうがきつかったので 精神的には楽だったのだ。
出くわす坂や、九十九折になった坂を見ても驚かなかった。坦々と乗るだけ。
なんともこれは成長したな。と我ながらおもった。
ヒルクライムレースが好きになったおかげだ。
坂を上って 上から海を見渡せる景色は綺麗。
100km地点でトイレへ。初トイレ。
後半 最後あたりでまっちゃんに追いつく。しばらく一緒に走るかたちになった。
さすがに後半は こんな私の力でも 人を追い抜かすようになってきた。
私自身は力尽きるという感覚がバイクパートでは無かった。
結局は、バイク練習が良い方向に働き、余力を残してランパートにつなげた。
(バイクパート時間:7時間9分36秒)■とうとう ランパートへ突入 過酷のはじまりここからがフルマラソンの始まり。
フルマラソン、んー考えられない。。練習不足。。。
こんなんでいいのだろうか。。。
トランジションはパパっとすませ、すぐスタート。
絶対に心に決めていたこと。
「
絶対歩かない。たとえ1キロ7分、8分ペースになっても走りとおす」と決めていた。
苦しいというか 足が動かないので「機械的に動かすのみ」動かさなければ止まる。
スタートしてからまもなく、 まっちゃんに追いついた。
「まっちゃーん!!」なんて言ったら、 またソソクサト逃げてしまった。。。。(笑)
私はひたすら マイペースに走る。
まっちゃんの姿は見えていた。
だが!!! トイレにはいるために止まったら。。。
先にトイレに入っていた「ミドルタイプの女の子」トイレが長いこと!!!むぅ。。。。
くぅぅうぅ。。。
なんとも 悔しかったな。
長いトイレをまってから 私がさくっと済ませてスタート
まっちゃん、もはや跡形もなく消えていた。
少し悔やまれるが 完走が目標だったので それはそれ。
エイドがとても多かった。エイドを楽しみに走る形となった。
コーラとアクエリアスを飲んでいたのだが、途中から
「コーラを飲んだほうがパワーがでる」ということに気づき、そのうちコーラしか取らなくなった。
おなかが空きそうな予感がしたら半分になったバナナを取った。
とてもきつかった。長かったしきつかったし だけど暑さが無いだけマシだった。天気が見方。
ただ、25km以降になると気持ち的にも足も楽に運ぶようになった。
30km過ぎになると 反射版を手首やら 肩掛けの紐やらを渡された。
「あぁあ。日が暮れてしまうのだな」と実感。
1km1kmがとても長く感じる。
真っ暗な道のり。
先にを走っている人の影。
まっくらな田んぼの真ん中を走る 暗い。
とにかく 文章では書き表せないくらい長かったみちのり。
しかし、マラソン大会のような35km以降の 愕然と来るつらさがなかった。。。
ロングのフルマラソンは「すでに足が疲れてるからか?麻痺してるのか?」
むしろ最後になるほど足取りが軽かったのが不思議。
ゴール地点手前、1kmくらいからは 商店街と大勢の声援。嬉しい。
放送で私の名前が呼ばれ 「●●さん、とうとうゴール手前まできました」という
放送がきちんと聞こえてくる。
とうとうゴールだ!
嬉しい。
ゴールの道のりを走りはじめたとき、珍が途中で合流して手を取り合ってゴールした。力がたくさんでて、足も軽快。
最高の笑顔でゴールすることができた。
(ラン:4時間42分41秒)


とても敬遠していたロングのレースでしたが、本当に参加してよかったと思います。
ありがとうございました。
total 13時間12分03秒 (S3.8km B190km R42.195km)
完走者 196/524位 女子総合12位/36 年代1位/25-29区分
翌日みたら年代区分で1位になっていたので たてをもらいました。
なんてラッキーなんでしょう。。
その他準備メモ&補給食メモ(参考)