
年越しは長野で過ごした。
慌しい、ストレス、人間関係等々もまれる日常生活の中で、もちろん楽しいこともたくさんあるけれど、意識しないストレスもあったと思う。
自分は消化を十分に出来ているほうだとも思っている。
だけど こうやって日常生活から離れ、一時自然に任せて、心にゆとりが出来て、
凄く自然に心穏やかに過ごすことが出来たナァとつくづく思う。
やっぱり このように「心穏やか」と感じるのは 日頃と反している気持ちだからありがたみを感じるのか?
長期間過ごしていると、都会も恋しくなるのだろうか?
実際、子供の頃「北海道」に住んでいたけれど、
大人になってから 改めて旅行に行ったときに思ったこと・・・
「寂しい町だ 小さな町なのでずっと住むと飽きるかも」と思ったりもしたけど・・・
でも、実際住んだ時は、ここで生涯住みたい。と子供ながらに思ったものです。
土地柄、人柄、住み易さ
やっぱり どこであっても?住めば都なのかもしれないな。と思う。

年越しは、銀世界で覆われた土地でゆっくりとした時間を過ごした。
規則正しい生活の中で、日中に1時間程のランニングをして汗をかく。
これが思う以上に 結構なきつさ。
雪道だったので凍結しかかった道よりは トレイルの方がいいだろうと、
アップダウンがある雪道を走っているとあっという間に 心拍が上がる。
舗装道のフラットなとこなんて、目じゃないくらいのハードさだ。
ヒーヒーいいながら走る。

トレイルの散歩道は人が通った気配は全くなく、獣道になっているようで、動物の足跡が多い。
「イノシシだったら獰猛だからキケンだ」と言うし 怖い。
まだ、先ほど通ったような新鮮な足跡が、動物の存在をすぐそこに感じる。
走っている途中で黒い丸丸とした・・・ころころとした・・・・うん○発見!

ぉぉ。これは鹿の糞だろうな〜。。。。なんて言う。
鹿は臆病だから大丈夫だけど 遭遇するには至らず。残念。
とにかく自然の中は 色々な動物がいて当たり前。
なれない雪道で、バランスが上手く取れず、いかに私が運動神経が悪いか思い知らされた感じ。
おっかなびっくりで走って(歩いて)いると、アチコチで足が取られて、バランスをすぐ崩す。
なんてヘタッピなんだ!
そんな中、Jライダーミノールは 物凄いリズミカルで、ピョンピョン ピョンピョンと雪で覆われたトレイルを走っていく。
トレイルになるとイキイキした感じが 物凄い伝わる。ホント好きなんだなっと思う。
凄い楽しそうに走るので、見ている側も楽しくなってくる。
まるで子供みたいだ。まるで動物みたいだ。
着地時間が短くて、ポンポンポンポンと走り 上りも下りも ピョンピョン〜ッ。!!すごいなっぁ〜。
トレイルの感覚は、MTBと似ているらしい。(スノボーも)
バランスの取り方、体の重心の捉え方とか、障害物のかわし方とか。
リズミカルな動きが、物語っているな〜。なるほどな〜。
改めてMTBで使われる全身のバランスというのを見せ付けられたな。と思った。
3度の食事もシッカリと完食し、残りの時間はユックリと読書や映画鑑賞。
滞在の間は、「随分時間があるのではないか?暇なのではないか」とも思っていて、自前の本を持ち込んだ。
適当に選んで購入した中古本を5冊。それから家から持参した本を2冊持参。
結局2冊読むので一杯だったな。何をしていても、あっという間に時間が流れるのには改めて驚いた。
去年は、色々やるべきことがあったので ひたすら学ぶことに集中していたことを思い出した。
あの時もあっという間で ただただ時間が足りない。そう思うばかりだった。
でも どれも充実した優雅なときの過ごし方で、心が穏やかであることって本当に素晴らしいことだなぁと。
そうつくづく思った時間だった。
元旦には、初日の出を見に行くツアーに参加することにした。
「初日の出をみたい!」
だけど 山の天気はいつどうなるか全く想像できない。
当日は晴れてくれるといいのにな。と思う。
当日の朝 私達は寝坊してしまった。
6:30に集合であったのだが、起きたのが6:30だった。
携帯アラームをバイブにしていて気づかなかったのだ。
慌てて飛び起きて、なりふり構わず集合場所にかっとんでいった。
既にバスは出て行ってしまったのだが、なんとか引き止めてもらうことができ便乗することが出来た。
バスの中にいるのは半分くらいが子供達であった。
バスの出発時間を10分近く遅らせてしまったので、内心は焦った。
現地までの移動中に日の出が出てしまったら・・・そう考えると冷や汗もんだった。
確か、初日の出は東京からだと6:55〜7:00の間だったはず。
だけど、地元の四谷橋から見るとすると、実際に太陽を確認することが出来るのは7時過ぎといったところだろうか。
「頼むから間に合ってくれぇ〜」
バスを15分ほど走らせると、広大な景色が広がって遮るものが何もないスポットが現れた。
そびえ立つ富士山、そして左側には八ヶ岳の山々が真っ白な雪化粧をして、鋭い斜面がそびえ立つ。
これでもか!というくらいの迫力で迫っている。
凄い迫力。

外は物凄く寒くて真から冷える。
意外と到着してから太陽が現れるまで時間があった。
空は明るくて、すでに夜が明けている。反対側の空を見上げるとまん丸のお月様。
とにかく 寒い。
日の出スポットは地元では有名らしく、ちらほら地元の方々が集まってきた。
集まったといっても、四谷橋の人数なんて及ばないくらいの 20人くらいといったところだろうか。
さぁ。そろそろか!そろそろか!!
太陽が顔を出し始めると ほんとに言いあらわせないほどの光景が広がった。
そびえ立つ富士に 太陽が顔を出して、空が青から赤紫、オレンジ、黄色と次々に変化してゆく。
カメラを持参していなかったことに後悔はしたものの、しっかり目に焼き付ければそれでいいだろう。
(携帯には撮ったけど)
日が出るのを確認して、甘酒をもらって、このツアーは満足のいくものだった。
クリックにて拡大可能




旅路日記 完