大会当日。
前日の怪しい雨の天気が嘘のように晴れた。山頂も見渡せるくらいに。
早朝から会場は混み合っている。
早々に並んで場所取りをする。
先頭を取るために「まともにアップが出来ない」のが難点のレースである。早い有名人は自動的に先頭に並べるようだ。
競合選手はみな、先頭勢ぞろいといったところ。うらやましい(笑)
さてミノールと交互にアップをすることに。
私がアップする間はミノールに場所を取っていてもらうのだ。
とはいえ、ほとんどアップする時間はとれないのが現実。せいぜい20分だろうか。足りない。
こんなとき、ローラアップできる方々がうらやましい。
それから続いてミノールがアップをする。 私の決戦バイクからホイールをはずし、ミノールの場所に置き、場所取りをするのだ。
私のスタートは7:31。
7時10分過ぎてもミノールが戻ってこない。内心焦り始めていた。
そろそろ戻ってこないとマズイ。スタート地点までの移動がはじまってしまう。
『御願い早く戻ってきて』という気持ちだけが心を占めてしまう。
どうしよう・・・
そうこうしているうちに「選手の移動(スタート位置への移動)」がはじまってしまったのだ。
まずい!!
私は急いで自分の場所(女子の部の集合場所)にもどる。
女子選手たちも移動を開始してしまったのだ。
仕方無しに、私はフレームを丸ごと抱えて、移動することになった。
みな自転車を押しながら移動しているのに、私はフレームを抱え移動する異様な光景である。。。。
時間がない。。。
スタート位置に付くと、「もう耐え切れない!」と思い、私はフレームをスタート地点に置いて、ミノールの場所へホイールを取りに戻る。
そのタイミングでミノールが戻ってくる。もうスタート10分前だ。
思わず 声を荒げて「なんで、もっと早く戻ってきてくれなかったの!」と言ってしまう。
このドキドキ感。たまらなかった。もう味わいたくは無い。
そしてそそくさと スタート位置に戻りミノールさんにホイールをはめてもらってスタート準備。
間に合った。よかった 本当に・・・
そんなどたばたのスタート前 騒動。。。
無事スタートできただけで幸せだ。なんだかそんなところに まず安堵感を覚えてしまった。
スタート直後は早いのでありますが、しかしその後はすぐにばらけるのが常。
強力選手たちの第一集団は物凄い勢いで走っていった。
私は、お見送りする。素直についていけないといったところ。
スタート前半は始終、自分の周りに女性が3人はいたかんじだ。
後ろにもいたのかもしれないが、よく見ていない。
みな、しっかりとした走りをしており、垂れる様子は一向に無い。むしろ踏めない私が垂れそうである。
そうこうしているうちに数人に抜かれてしまう。
途中、シルベストの「とある女性」が なかなか面白かった(笑)
走りながら「どこの出身ですかぁ?」なんて言いながら、走っている。
【ひぃょー。苦しくないんかい?】と 内心おもっていましたよ私。
私は ヒーヒーいいながら その様子を端からみていたのだが(笑)
さらにレース中・・・途中で彼女、ムセテイタ気がしますが。。。(爆)とにかく陽気な方で 面白い。
レース後、話をしたのだが
話していると凄く気分がすカーッとして、最高である!
(基本的にノリがいいのは 好きであるので)
って まぁ よっぽど記憶に残ったのだろう。
走行中にインパクトは強しであった(笑)
ちなみに富士からお知り合いで、富士は4位の方だったので。
さて・・・レース話にもどり・・・
あの走りに追いつくためにはどう改善すべきか。そんなことを脳裏に掠めながら走る。
走る間、私は人を追い抜くことがあったのだろうか???せいぜい1、2人抜かした程度だが追い抜かされたほうが多かった。
最近は追い抜かされるケースが多く、打撃が強い。
そして、心拍よりも足が辛い。踏めない。
HCレースを始めた2、3年くらいは心拍がつらかった気がするが、ここ最近はもっぱら足がまわらないようになっている気がする。
症状が逆転しているようだ。
始終女性が周囲にいたレースだったのだが あまり視野には入らなかった。
ただひたすら走りぬけ、タイムは…いつものごとく標識が出始めるゴール5KM手前くらいから意識。
この点もきっちりと目標を定める方とかは、きちんと「タイムスケジュール表」を作って自転車に貼っている方が多い。
私は、ものぐさもあるし、意識しすぎるのが疲れるのでやらないのだが。
それからゴール手前の5KMともなると 風景が切り開けてきて、壮大な景色を見ることができるのだ。絶景。
さて手前3KMだろうか、2KMだろうか。
いつも、サドンデスする?Nさんに抜かされてしまった・・・。
富士の時とは格段と違う走りをしていた。
しっかりとした成長振りに、付いていくこともせず 見送るだけ。
本当だったら、きわどいくらいに、付いていく走りをしたいのに それすら出来ずじまい。
Nさんとはレース後に「ぜひ、リレー系で女性でメンバー組んで出てみたいね。」と打診してみた。 狙いたいですな。上位を(笑)
さて最近はレース慣れしているせいか、おなかが痛くなくなることもないし、最大に苦しいこともない。淡々とした感じになっている。
ぎりぎりの瀬戸際で戦ったレースではなかったのだが、走りきった結果は去年の10秒落ち。
タイムは「今年のどのレースを取ってみても停滞している」のを物語っている。
だけど、何もいうことはない。やることはやったのだから。
走った!無事おわった。
結果は運がよかったのか、入賞をしていた。。
結果だけみると なんだか、今の実力に物足りないとかではなく、キープしていくことってホント大変なんだなぁなんて思ったりもしてしまった。
だって落ちるのは凄く早いんだもん・・・、
だから、いつも反省だけでもなく、よくやったとおもったりもする。
自分で褒めて、落としてといったところだろうか(笑)
今回の女子レースは、結構レベルアップもして厳しかったんじゃないかとおもう
山頂でしばらくの間会話。
スドーマンさん経由からブログをみてくださっている、ユキリンの方。
も声をかけてくれて、いやー、なんだかつながっているなぁって 自転車の輪。。
いつもの 色々な女性のメンバーとも話をしたりして。
元気ー?がんばってるー?ってそんな感じに。
そんな ほほえましい会話の中、キツイレースもあり。充実だった。
下山はゆるゆると・・・
ゆるゆるなだけに、ホントに手が疲れる・・・。
一度、中腹で休んでから再度下山。
カメラを持参していなかったのが悔やまれる・・・。
表彰式は13時から。
だいぶ表彰までに…待たされたのが、すけ殿がしっかりと立ち会ってくださった。
ありがとうございます。
写真もとって頂き感謝。

私はなんだかんだでその後は結構疲れていて、眠くてたまらないし、少しばかり体調不良でした。その翌日も眠さがすごかった。
ミノールさんは ずっと山梨実家に置きっぱなしのロードを乗鞍ではじめてのったせいか、感覚がまったくつかめぬままのレースになってしまたようだ。
出し切れなかったことには 悔しさが出てしまいますね。
ぜひ、来年は表彰台を狙ってほしいな〜とか 思ったりします 確実狙える位置だとおもっているので(私的には)。
こうやって 終わって、またほかの人の感想をみていたりすると、やはりそれぞれ、乗鞍にもっている意味って違うのだなぁとおもったりして 面白いなって思います。
で!また来年も参戦します。
宿も予約ずみよーん。
がんばって いきましょ★
1年1度の乗鞍にむけて♪